日記二十九日目
女子高生の話に耳をかたむけながら、電車に乗っている。
電車の中はやけにこんでいる。
今日は学校でテストでもあるのだろうか。立ったまま、勉強している学生が、目につく。
こんな早い時間に、友達にメールや、ラインなんて、できないし、こうして、ブログを、書くことにしたのだ。
こんな早い時間に、メールや、ラインを、できる友達はあたしには、いない。
電車は、あまり、揺れず、お父さんの運転している車で、ブログを、書く方が、書きずらいし、イライラする。
電車の中で今こうして、ブログを、書いていると、電車のドアが開き、冷たい風が入ってくる。
すぐ、閉まるドア。
まだ、電車は目的地につかない。横でお母さんが、目をつむって、乗っている。
寝てるわけじゃない。ただ、時が、すぎゆくのを、黙ってまってるのだ。
窓は、中と外の温度差で、曇っている。海が見える。
もうすぐ、目的地だ。