あたしの最後の携帯小説です。読んでください。
最初は遊びだった・・・・。
それだけ。
ただの遊びの恋。
でも・・・・。
携帯小説、【ブログをよろしく】スタート。
彼らは、嘘をついている。
全てうそでできたブログ。
俺達は、いったい何?
心の中でといかけてみる。
答えは俺達の中にはない。
【俺達って何?】
だれか、教えてほしい・・・でもその思いは、線香(せんこう)の薫りとともに消えた。
お互いに嘘がある。
矢作(やはぎ)のブログは、一つ嘘がある。
俺のブログは、全部が嘘。
矢作が好きなのは俺じゃない。
俺が作った架空の俺。
嘘ばかりのブログ。
矢作は、一つ嘘をついたことを、後悔していた。好きだった、小木(おぎ)のこと…。
今は寒い冬。
肌寒い風が吹き、町行く人のほほを、赤くする。冷たい風で、ほっぺが真っ赤、でも、けして、血が出て真っ赤なわけではない。
寒くて赤くなる。
今日は、クリスマス。クリスマスツリーに、イルミネーションをつけ、部屋の電気もつけず、ぼぉーっとしていた。
俺は、智美(ともみ)が好きだ。でも、矢作の好きな人だった。
だから、俺は、好きな人は、適当な女の名前を言っといた。
いまごろ、矢作は、智美とすごしてるころだろうか。
俺達は、ブログで知り合った。
好きだった矢作のことも、智美のことも。
ピンポーン
チャイムの音で、目がさえた。
『やっと見つけた!!!!小木!!!』
そう言いながら、玄関に入ってきたのは矢作だった。
『智美と、クリスマスデートしてたんじゃないのか?矢作?』
矢作の後ろから、智美がひょっこと顔を出す。
『小木お兄ちゃん、3人で、クリスマスパーティーしょう?』
今日は、恋人達のクリスマス。
矢作と小木と智美は、3人で結婚式をあげた。
戸籍での結婚は、できないけど、3人は、いつまでも、いつまでも、幸せに暮らしましたとさ。
おわり。