携帯小説書きます。題名→地域猫
題名→地域猫
作、幸香
『にゃー。』
地域猫が、一声、えさの催促をしてくる。
あれだけ山盛りに入れたのにもう平らげてしまったようだ。
幸香は、いつも通り地域猫の活動をしていた。
もちろんだが、今日もコンビニでアイスコーヒーを飲んだ。
見慣れない小学生の女の子を、見かけた。
どうやら、ひよこの散歩らしい。
犬の散歩を、している人は、よく見かけるが、ひよこの散歩を、している人を見かけるのは、生まれて初めてだなって幸香は、思った。
(この公園には、地域猫がたくさんいる。ひよこなんか、あぶなくないか?)
幸香は、その小学生を、じっと見ていたら、目があった。
『おねえさん、おはようございます。』
幸香は、突然の丁寧な挨拶に、びびり、
『おはようございます。』
と丁寧な挨拶を返す。
『それひよこ?』
『空色(そらいろ)ちゃんっていいます。』
『この公園は、猫いっぱいいるから、あぶないよ?』
『心配して下さってありがとうございます。でも、大丈夫です。』
『小学生だょね?何年生なの?』
『はい!三年生です。』
『あたしは、らーちゃんっていいます。』
『あたしは、幸香だよ。』
慌てて、返事を返す。
地域猫達は、なぜか、ひよこを襲わない。
ひよこは、ピヨピヨ鳴きながら、歩き回っている。地域猫達は、そんなの関係なしに、くつろいでいる。
どうやら、地域猫達は、もう満腹みたいだ。
『最近、空色ちゃん飼いだして…また、明日も、この時間にここにくれば、幸香おねえさんに会えますね(笑)』
『まぁー、そうゆうことになるかな。』
『じゃー、明日も、ここで、会いましょう。』
もう帰らないと学校に、おくれるといいながら、ひよこを、てのひらで、つつみ、走っていく。
(明日も、ここで?…か。)
なんで、あたしが、毎日ここに来てるの知ってるんだろう?見てる人は、見てるな。つくづく、そう思う幸香であった。