黒猫ねこ美(第二話)作、エド、とも
ねこ美の行動範囲は、そんなに広くない。
でも、きのうねこ美のうちにやって来た子猫は、もっと狭いのだ、行動範囲が。
子猫は、【みゆ】と、名付けられた。
みゆは、橙色の猫だった。橙色だが、ところどころ白い。みゆは、オスネコだった、ねこ美は、メスネコ、みゆは、普通の猫、魔力がまったくないし、特別見慣れたどこにでもいる猫だ。
珍しくもない、
『やくにたちそうもない』それが、ねこ美のみゆにたいする第一印象だった。
こんなただの子猫を、拾ってきて、飼い主は、何を考えているんだろう…
昼飯の時間に、家に帰ってきて、驚愕した!
みゆが、しゃべったのだ!
『あたしの言葉がわかるのか?』
みゆは、それきり、黙って、何も言わない。じーっと、こちらを、見つめてくる…
飼い主が、魔法で、人間の言葉を、話せるようにしたらしい。
むっとして、ねこ美は、みゆのことを、気にしていないんだと、強がるが、動揺は、隠しきれない。
今まで、飼い主が、そこまで、やったのは、みゆが、2匹目だ、ねこ美が、もちろん、1匹目だが。
カリカリの味がわからないくらいの動揺。
『主!』
みゆは、飼い主のことを、そう呼ぶ。
主王(しゅおう)それが、ねこ美が、大好きな飼い主の名前だ。
つづく
あとがき(。・・)
ふぅー、また、明日も、更新するんで、よかったら、読んで下さいな!