しあわせがかおるブログ

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携帯小説続き書きます。番外編、櫻井の憂鬱

櫻井翔、矢作の親友。






髪の毛は、うっすら茶色で、朝日が、櫻井の髪の毛を、さらに、キレイに魅せる。



さらさらした髪の毛は、ほんのり柔らかく細い。



そろそろ、黒色に染めようか迷っている。




『なぁー?矢作ぃ?』




唐突に櫻井が話始める。




『んー?』




矢作が、めんどくさそうに、返事をする。




『おまえ、本当にそれで幸せなのか?』






『なんでだぁー?』






『二股かけられてるだろう…。』





『俺は幸せだ。』





幸せの形は、人それぞれ。矢作も、小木も、智美も幸せだった。





たぶん、生きてた中で1番幸せだった。矢作と小木と智美が結婚してから、3年の月日がたっていた。






櫻井は、カフェから、一人で、出てきた。





矢作は、まだイスに座って文庫本を読んでいた。





矢作と別れてから、一人で町を歩く。





誰かと肩がぶつかる。




『すいません。』






思わず謝る。




ぶつかった相手は、『ごめんなさい。』





そう言って、櫻井を見つめる。






そして、




『メリークリスマス』




そう言って消えてしまった、





それは、サンタクロースだった。






今日は、クリスマス、櫻井は、もう子供じゃないのでプレゼントがもらえないはずだ。





でも、クリスマスプレゼントを、櫻井に渡した。




それは、勇気だった。クリスマスプレゼントに、勇気をもらった。






櫻井は、駆け出す。櫻井は、やっと長年つきあっていた彼女に、プロポーズができた。




おわり

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